初心者が株で儲ける近道は投資理論を学ぶことです!


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裁定取引

裁定取引とは「理論からはじかれる値と現実に取引されている値の乖離を利用した取引のこと」です。

 

リスクが高ければリターンも大きく、リスクが低ければリターンも少ないのが世の中の常識です。

 

しかし、株価などの金融市場は多数決の世界なので、理論的な数字とはかい離してしまうことがあります。そういった相場の矛盾をつくのが裁定取引です。

 

主に、先物と現物の価格差を利用した取引で、2つの連動するはずの取引で理論値から乖離したところで反対売買を行うことで利ざやを取るという手法です。

 

取引はコンピューターが行いますが、売買の意思決定をしているのは人間であるため、こうした乖離が生まれると言われています。

 

一昔前であれば、頻繁に理論値とのかい離が起きていましたが、システムが充実してきている最近では、このかい離も物凄く小さいものになっており、大手も投資銀行などがミクロン秒の世界での攻防をしていると言われています。一般投資家がこの市場に参加するのは資金的、技術的に不可能です。

 

裁定取引の考え方は1980年頃から、金融工学の発展とともに金融市場で幅を利かせることになりました。

 

様々な金融取引で裁定取引が行われますが、その共通点は理論からの乖離があったら、反対売買をして構えるということです。
市場はおかしいことに気づき、いずれ理論値に修正されていくという考え方が根底にあります。

 

  • 裁定取引で有名になった人物

マイケル・ミルケン・・・ジャンクボンドの帝王と言わており、実際の価値よりも市場評価の低かったジャンクボンドの取引で巨万の富を得た。弱小投資銀行だったドレクセル・バーナムに入社したミルケンは、デフォルトリスクの高いクズ債権(ジャンクボンド)を取り扱っていたが、ジャンクボンドをパッケージにして債権などと組み合わせることでリスクがリターンを上回ることに着目し莫大な利益を上げた。

 

さらに、その資金を使って市場価格が実際の資産価格よりも低い企業の買収を行い、時代のM&Aブームに乗る形でさらに巨大な利益を上げた。実際に、ゴールドマンやモルガンスタンレーなどを抑えて、ドレクセルをウォール街ナンバーワンの企業までに押し上げた功績は大きい。

 

ただし、1989年にインサイダー取引などの罪に問われ、禁固10年、証券業界から追放という処分を受け、ミルケンの時代は終わりを告げる。

ジョン・メリウェザー・・・債権のアービトラージ(裁定取引)で名をはせた敏腕トレーダー。ソロモンブラザーズの取締役副会長まで上り詰めた。

 

次期社長となるのが確実視されていたが、1991年に長期債券競売で不正入札が発覚したことにより、同社を引責辞任する。

 

その後、金融工学の基礎理論「ブラックショールズ式」の提唱でノーベル賞を受賞したマイロン・ショールズとロバート・マートンと組んで、理論値から乖離した債券の取引で大きな収益を上げた。95年に43%、96年には41%という高い運用成績を上げたが、98年8月に起こったロシア金融危機により同10月には破たんしている。


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