世界の証券取引所
世界最大の証券取引所グループ。2000年に設立された同グループはもともとデリバティブ取引に強みを持つ取引所であったが、2001年のロンドン国際石油取引所(IPE)の買収を皮切りに、2005年のニューヨーク商品取引所(NYBOT)、2007年のウィニペグ商品取引所(WCE)など次々と買収し、2012年にNYSEユーロネクストを買収にしたことで、世界最大の証券取引所グループとなりました。ただし、ユーロネクストについては2014年にICEグループから独立しています。
ICEフューチャーズU.S.・・・為替・株価指数の先物/オプション取引を扱う市場。デリバティブ取引所としていは米国2位の規模となっており、ICEの買収企業ニューヨーク商品取引所が前身。
ICEフューチャーズヨーロッパ・・・エネルギー関連の先物/オプション取引を扱う市場。エネルギー関連の先物市場としては世界2位の規模を誇り、ロンドン国際石油取引所が全身
世界最大の新興企業向け株式市場です。株式市場全体でも、出来高は約12兆ドルで世界3位、時価総額合計は約7.3兆ドルで世界2位の規模があります。また、世界初の電子取引市場としても当時は注目を集めました。新興市場といっても、アップルやグーグル、アマゾン、インテルなど超巨大企業が多数上場しています。ITやインターネット関連企業の上場が中心になっていることも特徴です。
世界最大の先物取引所グループです。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)がシカゴ商品取引所(CBOT)を買収したことにより、誕生したグループです。グループ内で幅広い商品群をそろえており、一部の商品については世界指標とされているものもあります。
シカゴ商品取引所(CBOT)・・・世界最大の先物商品市場。トウモロコシや大豆など穀物の先物取引に歴史があります。
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)・・・ニューヨーク・バター・チーズ取引所が全身。電気、原油、天然ガスなどのエネルギー関連の商品が中心です。2008年にCMEグループの傘下となりました。
ニューヨーク・マーカンタイル商品取引所(COMEX)・・・NYMEXの一部門であったが、2008年よりCMEグループの一部門となる。アルミニウム、銅、金、銀の先物商品を扱う。特に金の先物市場の動向は投資家からの注目度が高い。
2000年にパリ証券取引所、アムステルダム証券取引所、ブリュッセル証券取引所の3取引所の合併により設立されました。さらにその2年後、リスボン証券取引所とロンドン国際金融先物取引所(LIFFE)が傘下に入っています。その後、NYSEより買収されるなどありましたが、結果的に現在は独立して運営行っています。ただし、LIFFEはICEフューチャーズヨーロッパに統合されたため、現在のユーロネクストには属していません。
ユーロネクスト・パリ・・・フランス最大の株式市場。アクサ、ダノン、ロレアル、ルノー、ルイ・ヴィトンなど有名企業が多数上場しています。代表的業種に属する40銘柄で構成されるCAC40指数はヨーロッパの代表的指標の1つです。
ユーロネクスト・アムステルダム・・・オランダ最大の株式市場。もとは1602年オランダ東インド会社が有価証券の売買を目的に設立されたアムステルダム証券取引所が全身で、世界最古の証券取引所と言われています。アルセロール・ミタル、ユニリーバ、ロイヤル・ダッチ・シェルなど有名企業も上場しています。
- その他の証券取引所
トロント証券取引所(TSX)・・・カナダ最大の証券取引所。時価総額合計などで世界トップクラスの規模があります。
上海証券取引所・・・取引高でアジア最大の証券取引所。1990年の設立後、中国の成長に合わせて急速に規模を拡大させ、2014年には東証の取引高を上回りアジア最大となりました。時価総額の合計でも東証に迫ってきており、勢いのある証券取引所です。
深セン証券取引所・・取引高でアジア2位の証券取引所。1990年の設立後、上海、香港証券取引所と同様に急速に規模を拡大させ、2014年には東証の取引高を上回りました。現在は、上海証券取引所に次ぐ規模の証券取引所です。
香港証券取引所・・・取引高で中国3位の証券取引所。時価総額合計では上海証券取引所に次ぐ中国2位、アジアでも3位の規模です。日本のパチンコメーカーが上場していることで、日本とはなじみ深いです。
ボンベイ証券取引所(BSE)・・・インド最大の証券取引所。インドの経済成長に合わせて規模を拡大してきており、世界の中でもトップクラスの規模になりつつあります。意外にもその歴史は古く1875年に設立されたアジアで最も古い証券取引所です。
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